講師

こんにちは。

講師の Keroko James です。北ロンドンでフリーランスのイラストレーター、グラフィック・デザイナー、マンガ・イラストの講師をしています。最近は子供関係のお仕事をさせていただくことも多く、DBSチェックをクリアしています。

私は日本で生まれ、マンガ・アニメが大好きな少女時代を過ごしました。その頃の願いといえば、「絵がうまくかけるようになること」。マンガの絵ばかり描いている中・高校生でした。そして、その情熱のままに芸術大学に進み、学士(油彩)を取得しました。

社会人になって、印刷・製版とWEBデザインの仕事に携わり、デザインの技術を修得しました。それ以来、私の作品では、アナログの手法(インク、水彩、マーカー)とデジタルの技法(Photoshop, Illustrator, Clip Studio Paint)の両方を使います。

絵を教えるようになったきっかけは、2012年から 2015年末までの Artpeggios (Earl’s Courtに所在していたアート・スクール)でのマンガ講師の経験です。主に8歳~16歳ぐらいの現地のお子さんの、個人指導・グループレッスンを担当していました。それ以降、子供にかかわる仕事に興味を抱き、幼稚園のアシスタントから小学生の国語の家庭教師(日本語の教授課程を終了しております)まで、機会を見つけては教育の現場での経験を積んでおります。

また、ロンドン在住のイラストレーター・グラフィックデザイナーとして、名刺やチラシ、本のカバー、イラストの受注、イベントでの似顔絵描きなど、幅広くサービスを展開しています。ポートフォリオはこちらをごらんください:
neokeroko.com

その他、ボランディア活動として、ロンドンのマンガ・アニメファンの親交・文化交流を図るべく、月一度の Manga Social Night を主催しています。

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絵師という職人の世界

マンガのドローイングに関して、学生時代、私の絵の技術はほとんど独学で、「人の絵をコピーするのは反則だ」とまで思っていたので、いつまでたっても同じキャラクターが、違う角度で中々かけないとか、背景の中にうまく配置できないとか、色々な悩みがありました。大学では、描き方などは自身で開発するもので、教えてもらうものではもはやありませんでした。

大人になって、教えることを主体に絵を勉強し直してみて、「あの頃この手法に出会えていたら、もっと自信が持てたのに…」とか、思うところが一杯あります。

デジタルの時代になって、写真や素材の組み合わせのセンスで手軽にアートを表現できるようになったことにより、「手描きで絵が描ける」人が減ったようにも思います。でも実際のところ、イメージを視覚化する手段としては、極めれば、手描きの方が速いし自由なんですよね。そして、アプリのバージョンにも影響されない(笑)

そんなハンド・ドローイングのスキルをあなたも身につけてみませんか?

今回、思い切って教室を開いてみる運びとなりました。
どうぞよろしくお願いいたします。

Keroko